患部を下にすると安らぐ肩の痛み
症状
2日前の起床時から右肩の自発痛が強くズキンズキンと痛む。急遽、仕事を休みにして個人のクリニックへ行き検査したが『異常なし』と言われ湿布と痛み止めの薬を渡された。その夜に痛みのピークを迎え、安静位を探していると右側臥位を取ると安らぐことに気が付いた。翌日、やはり症状に変化がなかったことから総合病院にかかることにした。しかし、診断は同じだったことから違う手段として当院に連絡をいただいた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2023年1月 ~ 2023年1月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
頸部を左側屈すると右頸部に伸展時痛が強くなり肩の痛みが増悪することがわかった。
そこで股関節のとの連動を考え、脚のツボに鍼をすると頸部の動きが良くなった。肩関節の方に目を向けると中央の部に緊張が強かったため対応する背中のツボに鍼をした。続いて、肩の動きをみると側方挙上に制限がみられたことから足首のツボに鍼をして対応した。仕上げに大胸筋の緊張を取り除くと症状が消失した。
使用したツボ
まとめ
本症例のポイントは首の動きに伴い肩の痛みが誘発されたことを見抜き、首や肩の動きを整えることで対応したことです。