頸と脚が痛く仰向けを取ることが出来ない
症状
3日前の仕事中、首に違和感を覚え次第に痛みが強くなりその日は早退した程であった。自宅にあった痛み止めの薬を飲み安静にしていたが首の痛みがさらに強くなり、右足全体の痛みも感じるようになった。そのまま布団に入るも仰向けを取ることが出来ず、熟睡することが出来ない。次の日も変わらなかったが出社し、デスクワークをこなしていると上を見上げる動きが制限され増悪傾向にある。以前に当院に来られていたことから連絡をいただいた。
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来院者
女性
50 代
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期間
2022年5月 ~ 2022年5月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
動きの確認を行うと頸部の伸展制限・足関節の背屈制限・膝関節屈曲伸展制限がみられた。そこでこれらの動き改善を考えた。頸部と足関節の動きに共通するポイントである鎖骨のツボ・膝関節の緊張に関わる腰部のツボに鍼をした。次に頸部の緊張から後頭部にあるツボに鍼をした。仕上げに臀部のツボに鍼をすると仰向けを取ることが出来るようになった。
2回目『頸部は気にならなくなった、足の痛みが出てきている』とのこと。生活状況を聞いていくと和式の生活であり、横座り出来ていたが症状が出てきてからその肢位もとれなくなっているようであった。実際横座りを行うと形は取れるが足首を引き寄せると痛みとなっていた。そこで大腿部の緊張が著しかったことから関連する腰部のツボに鍼をした。仕上げに股関節の動きを整えると症状が消失した。
使用したツボ
まとめ
頸と下半身の2つの症状があり、同時に大まかな動きを改善した方がその後の課題が明確になると考え鎖骨のツボに注目しました。そして、みえてきた課題に対してアプローチを行うことでスムーズに進めることが出来ました。実際の動きと照らし合わせることでどの部位がどのように痛いのかを見極めることが大切であります。
担当スタッフ
洲崎 和広