聞こえにくさと、日によって変わる耳のつまりと耳鳴り
症状
朝起きると、左耳の詰まりを感じた。耳鳴りもあり、音が聞こえにくい。病院へ行こうと考えたが仕事が忙しく行けず、行かなかった。翌日の朝起きると右耳にも詰まり感。左右どちらも聞こえにくく、耳鳴りもある。日や時間帯によって症状が軽減したり増悪したりと波がある。3日後、朝起きた時、耳の詰まり感はなかったが仕事の休みが取れたので、耳鼻科を受診。耳鼻科へ着いた頃に詰まり感が出始め、診察を受け検査を行うと、右耳の聴力の低下がみられ「突発性難聴」と診断された。左耳は少し聞き取りにくい程度。
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来院者
女性
40 代
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期間
2016年7月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
背中を触診すると耳の血流に関係するコリをみつけた。手足のツボに鍼をするとコリが消失。その直後から、「鍼を受けてから耳が温かく、血液が流れている感じになった。」とのこと。翌日には耳の詰まり感が減り、耳鳴りも気にならなくなった。車を運転する際にはつまり感が出る。2回目も初回と同様の方針で治療を行う。治療後には「劇的に良くなった」と感想を得た。耳鼻科で聴力検査を行うと、左右ともに正常な数値を得えらた。3回目の治療では、回復した状態を安定させるため背中のツボを使って身体のバランスを取って終了した。計3回の施術で完治した。
まとめ
「仕事が忙しく頻繁な通院が難しい」とのことであったが、耳の治療は「短期集中」が必要であると説明し、週2回の通院を約束して頂いた。初回の治療で耳の改善を実感でき、数日後に行った2回目の治療で、聴力がほぼ正常に回復した。仮に2回目の施術までに日数が空いてしまったら、同様の結果が得られたかわからない。早期治療と適切な通院ペースが良好な結果につながったと言えよう。突発性難聴は早期に治療を開始し、適度なペースで通院すると、結果的に治療回数が少なく、治療期間も短くなりやすい。また、完治も見込める。