足裏が痛く、歩行時地面が蹴れない。
症状
来院する、2年前より、左足の裏が痛む。スーパーでの買い物も杖をつかないと歩けないほど辛いため、整形外科で、診てもらったところ、モートン病と告げられる。
経皮消炎鎮痛の湿布により、僅かに痛みは軽減するものの、その後も痛みのため長い距離は歩くのが困難。左足をかばうためか足首や膝まで徐々に痛みを感じるようになる。
コンクリートなど硬い場所を歩くときに痛みが特に強く感じる。
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来院者
60 代
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期間
2021年12月 ~ 2022年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
11回~15回
施術と経過
足裏の痛みを感じる場所を調べたところ、下腿の柔軟性低下が影響していると考え、ふくらはぎの一点に鍼を行う。
初回から、同じ施術を繰り返したところ、3回目の施術を受けたあたりから、地面に足を着地した時にズキンと響く感覚に変化が現れ始める。
4回目施術後。地面に足を着く時の痛みは半分以下になり、時々ビーンと響く感覚はあるものの、地面を蹴って歩けるようになる。
10回の施術が終えるころには、日常生活で足の痛みに関して忘れていることが多くなり、足首や膝の痛みも消失。
良い状態を定着させるため、更に2回施術を行い。卒業となった。
使用したツボ
まとめ
足の裏の痛みは、仙骨やふくらはぎ、頸部など腰部などに原因があることが多い。
また、痛みを庇うため、重心を左右どちらか一方にかけると、2次的に様々な症状が現れる
原因点を見つけ、2ヶ月間、集中的に施術を行うことで2年間に及ぶ症状が徐々に回復し、それに伴い2次的に出現したと思われる症状も改善が見られた。