妊娠35週の逆子
症状
妊娠8か月(31週)の検診で逆子がわかった。逆子体操を行っているが、変化がない。可能であれば帝王切開は避けたいと考え、当院を受診。
お腹は5〜10分おきに張りがあらわれる。妊娠前から右の首は張りがあり、背中は触られるとくすぐったさを感じる。太ももから足先はいつも汗冷えしていて、ふくらはぎは頻繁につる。
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来院者
女性
20 代
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期間
2021年11月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
腹部・腰部から足にかけて冷えがあり、腰回りの硬さ・冷えを同時に取ることが必要と考え、足首・膝に鍼をした。3診目までに脚の暖かさがでてきた。
4診目・5診目ではふくらはぎの張りにも着目し、お尻のツボを使い張りをとった。
12月頭の検診にて、頭位が確認できたとの報告があった。
使用したツボ
まとめ
来院時35週だったため、逆子が直る可能性としてはそこまで高くない旨を初診時に伝えた。患者本人としては、「できることはやっておきたい、そのうえで直らなければ仕方ない」といったスタンスであった。
逆子では「直さなきゃ直さなきゃ」と必死に頑張るケースと「直れば儲けもの」と気楽に構えるケースがある。理由は定かでないが、後者のほうが改善率が高い。
今回は足の冷え・腰回りの硬さがとれたことで、あとは身体に任せようという本人のスタンスがポジティブに働いたと考えられる。