妊娠30週の逆子
症状
妊娠30週で逆子(骨盤位)と産科にて指摘される。
左下横向きで寝ると気持ち悪さとお尻の痛みが出るため、常に右下横向きで寝ている。
デスクワークの時間が長く、首の痛みと頭痛がある。
-
来院者
女性
30 代
-
期間
2021年10月
-
頻度
週2~3回
-
通院回数
4回
施術と経過
1診目:下腹部に胎児の頭と思われるものが認められた。手足・お腹に冷えはないが、肩と臀部は強い張りがある。まず、肩周りの緊張を取るために手と足のツボに鍼をした。また、臀部の緊張を取るための鍼も行った。
2〜4診目:臀部の痛みは7割ほど軽減し、本人曰く胎児の左右が入れ替わった気がするとのことだった。前回同様の方針で施術をすることが望ましいと判断し、肩と臀部の緊張を取るための鍼をした。
4診目終了後の検診にて、逆子が直っていたとのことだったので施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
臀部の張りは、胎児が頭位になろうとする妨げになりやすい。本人も臀部の痛み・張りについて自覚があったため、施術の方針を立てやすい例であった。
実際、臀部の痛みが軽減したあとに胎児の肢位のが入れ替わっている感覚があったため本症例においては臀部がポイントであったことが濃厚である。