左の腰・右の肩に感じる痛み
症状
普段腰痛を感じないが数か月前からじわじわと感じるようになってきた。1か月前に仕事の中で不意な動きが加わったときにズキンと響くような痛みを覚えた。同時に左の脚全体が重たくなり、心配になったため整形外科に受診した。すると『骨には異常がない、ただヘルニアの可能性がある』と伝えられ、痛み止めの薬と湿布を処方された。長時間同一姿勢が続き、動き出すときに痛みを一番感じる。家庭でも10分ほど腰掛けている椅子から立つときに痛みを感じることが目立つようになった。処方された薬を服用すると調子が良いことがあったが薬を頼りに過ごしてはいけないと考えるようになった。加えて、1週間前から首肩の痛みを感じ左に首を倒すと右肩が痛くなることが続いたため連絡をいただいた。
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来院者
男性
20 代
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期間
2021年11月 ~ 2021年11月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
腰の状態を動きでみると後屈動作では問題ないが前屈30°程度で左の腰部に痛みが再現された。右の肩の部分との関連をチェックし、左の腰部のツボに鍼をした。すると頸部の動きを取り戻し、腰部も大幅に改善され90°付近で腰臀部に痛みを訴えるようになった。仕上げにハムストリングの緊張をとると床に手を着けるまで回復したため施術を終了とした。
以降、メンテナンス目的での施術を続けているが経過は良好である。
使用したツボ
まとめ
同一側ではなく左右に痛みを感じていた症例でありますが共通のポイントである腰部の緊張を見抜けたことで肩と腰の動動作不良を同時に解消することができました。肩なら肩、腰なら腰だけではなく全体の繋がり・連動をみていくことで少ない刺激でも十分効果を得られることがあります。
担当スタッフ
洲崎 和広