メニエール病の後に残った「キーン」と「ボー」という耳鳴り
症状
約1年前にメニエール病を発症。聴力低下があったが、薬を服用しながら回復。半年前と今月にも再発し、聴力は回復したが耳鳴りが治らない。キーンという高い耳鳴りと、ボーという詰まっているような低音の耳鳴りがしている。疲れている時には耳鳴りが強く感じられる。静かな場所で特に気になる。
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来院者
男性
50 代
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期間
2020年12月 ~ 2021年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
耳と関係の深い頚部や顎周囲を触診したところ、側頚部と肩上部の緊張が顕著であった。その部位に関係する手と背中のツボを使って緩めたところ、帰り際軽くなったとのこと。
2診目。音はほぼ同じ大きさだが、波があり、気にならない時間が長くなった。臀部と手の鍼を加え、側頚部の緊張をさらに緩めるようアプローチした。
3診目。音の大きさは変わらず。キーンはあまりなく、ボーが強い。
4診目。施術日前まで変わらすだったが、施術当日は良い状態。キーンもボーも小さく、ここ1ヶ月の中で一番良い。
5診目。詰まってる感じはまだあるが、ボーは気にならない。耳鳴りが気にならない状態になったため、ご本人と相談の上、施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
メニエールや突発性難聴で聴力が戻った後、耳鳴りが残る例は多い。今回は聴力の低下と回復を繰り返していたため、耳鳴りが残りやすい状態であったのかもしれない。耳の状態を良くするためには、首肩こりの解消が重要であった。