耳詰まりを伴う突発性難聴
症状
5、6年前に左耳の突発性難聴で入院した。聴力は少し良くなったが、耳鳴りや音割れは続いている。今回は右耳が発症。男性の声が聞こえづらく、人混みや大勢の人がいるところでは言葉が聞き取れない。耳詰まり感が不快。音や自分の声が響く感じもある。耳鳴りは左が大きく、右はそこまで感じない。ここ2、3年は寝つきが悪く、眠りが浅い状態が続いている。左耳の時と同様、入院治療を行い、若干の回復は見られたものの、もう少し回復させたいとのことで来院された。
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来院者
女性
50 代
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期間
2021年4月 ~ 2021年5月
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頻度
週2~3回
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通院回数
6回
施術と経過
右耳の聴力回復と詰まり感の解消を主な目的として施術を行った。
顎の緊張と肩上部の緊張が顕著だったため、そこを緩めるための施術を中心に組み立てた。
施術を重ねていくと、音のひずみや詰まり感は減少し、聴力も回復していった。
睡眠が浅いとのことだったため、その点も考慮し、施術を継続した。
6診目時点で音の響きは残っていたが、聴力が上がり、右耳の詰まり感も気にならない程度になったため、施術を終了とした。
データ
使用したツボ
まとめ
顎の緊張と肩上部の緊張に対して的を絞ってアプローチできたことで、改善が見られた。耳の症状は、早期の治療開始が非常に重要であるため、今回は発症から1ヶ月以内で施術を開始できたことも大きなプラス材料であった。