お腹を押すと「ポコポコ」音がする腹鳴とガス症状
症状
新型コロナウイルスによる休校が明けてから、お腹の張りや腹鳴、ガスが気になるようになった。
お腹全体が張り、ガスが常に出ている感じがあり便秘がちである。
ガスは午後の授業に多く、腹鳴(お腹の音)は食事の前後に多い。
腹鳴は周りにも聞こえるくらい大きく、恥ずかしく感じている。
胃腸内科でモサプリド、パントシン、酸化マグネシウム、ミヤBMを処方され、1日2回服用している。
インターネットで当院を見つけ、お腹の張りや腹鳴、ガス症状を改善したくて来院した。
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来院者
女性
10 代
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期間
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頻度
週1回程度
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通院回数
8回
施術と経過
お腹を確認すると胃の部分やヘソの左側が硬く、押すと「ポコポコ」と腹鳴があった。それぞれの硬さを緩めるために、手と足のツボに鍼をした。するとお腹の硬さが改善し、押した際の腹鳴が消失した。その後、便秘が改善し、腹鳴が減った。
3回の施術で毎日排便があるようになった。
途中、年末年始で生活が乱れ、再び便秘がちになったが、6回の施術後に改善された。
7回の施術でガスやお腹の張りも、かなり改善された。
8回目以降は通院間隔を少しずつ開けていきながら、継続して施術している。
データ
使用したツボ
まとめ
来院当初はお腹を押すと腹鳴が起こっていたが、2回目から次第に少なくなり、3回目に鳴らなくなった。
8回の治療後も、昼食後や部活動後にお腹が鳴ることはあるが、以前に比べかなり減少傾向である。
この方に限らず多くの場合、腹鳴→便秘→ガスと解消されるため、それぞれが関係し合っていることが分かる。