首・喉の異物感で息苦しい
症状
2か月前から急に首・喉の異物感が強まり常時息苦しさが続いている。この間、耳鼻科・内科に受診し『異常はない』と言うことだった。処方された薬を服用したが改善には至らなかった。調べているうちに鍼灸が有効と言うことを知り来院された。
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来院者
女性
40 代
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期間
2021年4月 ~ 2021年4月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
患部を触れると頸・喉周りに強い緊張がみられた。併せて首の動きを確認すると左側屈時に右頸部に伸展時痛がみられた。そこで、この動きを整えること・頸部喉周りの緊張を解くことを考えた。
手の甲のツボ・足指にあるツボに鍼をすると頸部の緊張が緩和され『喉の通りがよくなり、喉の上の方に詰まり感がある』とのこと。腕にあるツボに鍼をすると解消された。
2回目、『次の日まで良かった』とのこと。初回と症状は同じであったが前回の施術方針に加え、肩上部のコリを解し頸部に滞った熱を下げるように行った。
3回目、『楽な時間が増えた。自分の中で食後30分後に喉の異常が出ることが分かった』とのこと。
この間に内科を受診し『逆流性食道炎』の診断を受けた。鍼灸でも改善例はあることから継続した施術を続けた。
5回目まで喉の緊張を解くこと・腹部、背部の緊張を解くことで対応し経過良好であった。
これからはメンテナンス目的で通院間隔を空けて様子をみていくことにした。
使用したツボ
まとめ
身体が変化していくことで施術すべき課題が明らかになっていきました。喉の異物感は自律神経の乱れと考えがちでありますが内科を含め広い視野をもつことを再確認出来た症例であります。
担当スタッフ
洲崎 和広