取りきれなかった腰痛
症状
大型連休中の帰省する日の朝にギックリ腰になった。止む得なく車に乗り込み3時間強の車移動であったがとにかく楽な姿勢がないほど強い痛みであった。そこでは、5日間の滞在中2回整体店へ行きやや痛みが軽減された。当院へ来られた時に残っている症状は大腿部が常に突っ張っているため背中を伸ばせないため前を見ることが出来なかった。坐位では坐骨を中心にハムストリングが痛む。左全体が伸びないため不安定な歩行になるという事であった。
-
来院者
女性
30 代
-
期間
2021年5月 ~ 2021年5月
-
頻度
1回通院
-
通院回数
1回
施術と経過
症状を整理していくとハムストリングの緊張がメインであることがわかった。そこで、その部を丁寧に探ると中央・外側と特異的な緊張を触れた。そのため、対応する腰部のツボに鍼をした。すぐにそれまで訴えていた症状が解消された。ベッド上の動きをみると起き上がる時に『芯が残っている』とのこと、そこで腹部の緊張を足のツボで対応すると症状が消失した。
今後は、本人の希望もあり妊活を目的施術をしていくことになった。
使用したツボ
まとめ
問診時に生理と同時期に腰痛が激しく出ていたことを確認していました。
そこで、婦人科系を絡めることで解消しました。
臨床では、表面上のコリは取れても“芯が残る”と言われることは往々にしてあります。そのようなとき、腹部の緊張をとると改善される例もみてきたので経験が生きた症例となりました。
担当スタッフ
洲崎 和広