便秘を伴う33週の逆子(骨盤位)
症状
妊娠30週で逆子と分かり、逆子体操をやっていたが頭が下にならないため来院。現在33週で第二子の妊娠とのこと。第一子は現在2歳で、その子の時も37週まで逆子になったが38週の時に自然に頭が下になり、正常分娩であった。便秘がちで2、3日に一度の排便なので液体の便秘薬を医師から処方されている。
-
来院者
女性
30 代
-
期間
2020年10月 ~ 2020年10月
-
頻度
週2~3回
-
通院回数
3回
施術と経過
右の季肋部に胎児の頭のような硬さのものが触れたが、お腹全体は柔らかい。お臍の下が比較的ひんやりしている。肩甲骨の内側と背中に緊張がみられたため、そこを緩める鍼をした。便秘にも考慮して腸の動きを改善するツボに鍼をした。すると薬に頼らずともお通じが来るようになった。2診目、3診目と同様の内容の施術を行った。その後の検診で頭が下になったとの報告を受けたので終了とした。
使用したツボ
まとめ
お腹全体の柔らかさがあり、張ることもないとの訴えだったが、腰や肩甲骨の内側の緊張がお腹の部分的な冷えをおこし、胎児に影響を与えていたと思われる。また、胎児が大きくなるにつれて腸が圧迫され、便秘になってしまうことはよく知られているが、薬に頼ることなく改善することができた。