左側の目の周りの動きが悪い
症状
4年前に突然顔の左側が動かなくなり病院でラムゼイハント症候群と診断を受けた、当時の薬の名前は忘れたが投薬のみでほとんど気にならなくなった。その後は顔の麻痺のことを気にせずに生活していたが、最近学校の友達に「顔が曲がっている」と言われた。家族もすっかり治っていたと思っていたが、本人も実は少し目の周りの動きが悪いことはずっと気づいていた。友達に言われて以来、気になって仕方がなくなりインターネットで顔面神経麻痺の治療ができるところを調べたところ当院のサイトにたどり着き来院。
初回の来院時、見た目にはほとんど気か付かない程度ではあるが言われてみれば左側の目の周りだけ動きが悪いことが確認できた。
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来院者
男性
10 代
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期間
2019年11月 ~ 2019年12月
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頻度
週1回程度
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通院回数
6回
施術と経過
顔面神経麻痺と関わりの深い、首や肩甲骨の周辺をよく観察してみると右側に比べて少し筋肉の緊張が強く動きが悪いように見えた。首の前側の筋肉を緩めるために手にあるツボに鍼をしたところ筋肉は緩み鎖骨の動きも良くなった。大胸筋の緊張も強かったため肩甲骨にあるツボに鍼をすると筋肉の緊張が緩むのが確認できた。肝心の目の周りの動きはその場では変化を確認できなかったが、同様の施術を重ねていくうちに徐々に動きが改善していった。6回目の施術時には動きづらさも感じなくなり、本人も納得したようなので施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
発症から4年も経過していたので改善することができるか分からなかったが、顔面神経麻痺と関わりの深い首や背中の筋肉を確実に緩めたことで動きを改善することができた。同様に発症から時間が経過した顔面神経麻痺の施術した経験があるが、その時は手術をしていたこともあってか変化を見ることができなかった。条件次第では時間が経っていても顔面神経麻痺の症状も改善することができることが証明できた。
担当スタッフ
渡辺拓朗