寝返りが痛くて起き上がるのが辛い腰痛
症状
4日前、左腰に張りを感じ、翌日になると寝返りをするのが辛くなっていた。1日ゆっくりしていたら次の日は少し楽になったのでバレーボール観戦に行った。そうしたら翌日、かなり痛みが出てしまい会社を休まなくてはならないほどになってしまった。2日後にラグビーW杯の試合観戦を控えていたのでなんとかしなくてはと思い来院。
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来院者
女性
50 代
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期間
2019年9月 ~ 2019年9月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
初診
痛みは左側全体とのことだったが細かく探っていくと左骨盤の上あたりが特に気になるとのこと。
関連している肩甲骨のツボと手のツボを確認すると左側の方が張りが強く出ていたので、それぞれのところに鍼をすると歩行が楽になり気になる部分が下の方(仙腸関節)になった。
立ち上がる時や腰を後ろに反らそうとすると仙腸関節が痛くなるので関連している背中の硬さを確認すると左側が緊張していた。その背中の緊張を取るために手のツボに鍼をすると立つ動作と反らせる動作が少し改善した。最後に仙腸関節の動きを改善する目的で肩甲骨のツボに鍼をすると歩行、寝返りとだいぶ楽に動けるようになったので初診を終えた。帰りは靴を履くのがスムーズになっていた。
2診目(3日後)
無事にラグビー観戦はできた。腰上の痛みは落ち着き、腰の下(仙腸関節)が少し残っているのと背中が張ってしまう。寝返りは問題なくなったが靴下を履くのが辛いとのことだった。
お腹を突き出す動作をしてもらうと左背中に痛みがでるのでスネの緊張が関係していると考えた。スネの硬さを調べるとかなり強い緊張が確認できたのでそこに鍼をした。すると背中の張り感がなくなり先ほどの動作をしても気にならなくなった。
あとは前回やった仙腸関節の動きに関わる肩甲骨のツボと手のツボに鍼をすると靴下を履く動作も楽にできるようになったので治療を終了した。
3日後に連絡をしたところ問題なく過ごしているとのことでした。
使用したツボ
まとめ
今回は腰の症状ではあったが一つ一つ関連している場所の緊張をとっていくことで腰に直接アプローチをしなくても回復することができる。急性期の場合でも患部に直接鍼をすることがないので優しいアプローチができる。