妊娠34週の逆子(骨盤位)と座り続けると悪化する腰痛
症状
妊娠8か月(31週と6日)のエコーで逆子(骨盤位)と告げられた。病院から逆子体操を教わったので一生懸命やっているが変化がない。妊娠9か月(34週と0日)の検診時にも骨盤位のままだった。妊娠中期ごろから腰の右側に痛みがあり、夜、寝返りの度に痛みで目が覚める。
3年前に長男を出産しており、その時も骨盤位(頭が上)と頭位(頭が下)を繰り返し、最終的には頭位になった。長男の出産後、腰痛があったので整形外科に診断を仰ぐも「自然に治るのを待つしかない」と言われ、痛みが治まるまで半年かかった。今回の妊娠時の腰痛も「仕方ない」と思い我慢していた。胎児の頭が上にある為か胃が圧迫されて吐き気もある。
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来院者
女性
30 代
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期間
2019年8月 ~ 2019年9月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
座っていると腰が痛くなるため、問診時も立ったり座ったりを繰り返していた。仰臥位で腹部に触れると胎児の頭らしき硬さが上腹部に認められた。上腹部と背中の硬さを取る為、足に鍼をした。すると上腹部の硬さがなくなった。次に腰の痛みが腸腰筋と関連しているとみて、臀部に鍼をした。すると腸腰筋の過度な緊張が取れ、腹部も柔らかくなった。
2診目も同じ施術を行い、2日後の検診時に頭位が確認できたと報告があった。
使用したツボ
まとめ
腰部の過度な緊張が、腰痛のみならず胎児の姿勢に影響を及ぼしていたと思われる。腰部の緊張緩和を行った結果、腰痛が緩和され、胎児が頭位(頭が下)となった。