中腰姿勢で人を抱きかかえた時に発症した腰痛
症状
ご来院される1週間前に中腰姿勢で病気がちのご主人を介助した際に腰を痛められた。
特に立ち上がったり、寝てる体勢を変えたりする際に右腰がツンと鋭く痛む。
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来院者
女性
80 代
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期間
2019年7月 ~ 2019年7月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
初回
痛みがある部位を確認すると右の仙腸関節部に痛みがある。
動きとしては前にかがんだり、その状態から戻す時に痛みが生じる。
寝て施術を受けるのがきついので座って行うこととした。
痛みがある部位や動きを考えて肩と脊柱の反応点と整合性を合わせ、肩にあるツボに鍼をした。
1穴づつ確認していくと鍼をしていくたびに動きが伴うようになり、痛みも減ってきたのでその回は終了した。
2回目
初回に比べると前屈ができるようになるなどかなり痛みは減っていった。
初回に気になっていたところよりも部位としては下が痛むので肩にある反応点かつ治療点に鍼をしたところその部位も楽になった。
次に上体を反らせると痛みがあるとのことなので脊柱の反応を確認し下腿部後面のツボに鍼をした。
脊柱の反応も消失し、動きも改善が見られた。
3回目
もう何も気にならないが強いていうと仙腸関節のあたりに若干痛みがある。
その仙腸関節部と関連がある肩の反応点に鍼をしたところその痛みも消失した。
使用したツボ
まとめ
発症から1週間経っても痛みが強く出ていたが一つ一つ痛みがある部位、どの動きがしにくいのか、それに合わせてツボ反応を確認して適切なツボに鍼をしていくことで改善が見られた症例であった。
担当スタッフ
杉山英照