歩行時に痛くなる左大腿外側と膝の痛み
症状
1年前に両足の外反母趾の手術を受けてから逆に歩くのが困難になってしまった。半年前からは左大腿外側に痛みが出てきてしまい最近は左膝にも痛みが出てきてしまい、余計に歩くのが億劫になってしまった。病院では特にリハビリや治療をしてもらえないので困っていたところ、当院の患者さん(知り合い)とバッタリ出会い当院を紹介され来院された。
-
来院者
女性
70 代
-
期間
2019年4月 ~ 2019年5月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
4回
施術と経過
初診
触診をしてみると左大腿の外側、ふくらはぎ、腰、臀部に緊張が感じられた。動きは特に左股関節の屈曲の筋力低下があった。大腿外側の緊張を取るために腰椎にあるツボに鍼をした。すると先ほどより大腿外側を押した時の痛みが減った。歩いてもらうと大腿の痛みは少し和らいだ。次に股関節の屈曲の動きの改善に足と手首のツボに鍼をしたところ、歩行動作が先ほどよりスムーズになったのでこの日の治療を終えた。
2診目(1週間後)
大腿外側の痛みは10→5までに下がっていた。前回と同様の治療をして様子を見てもらう。
3診目(1週間後)
大腿外側の痛みは前回と変わらず。膝の痛みはなくなっているが腰が気になるようになった。同様の治療に加えてふくらはぎのツボを追加してみると痛みがだいぶ減ったのでこの日の治療を終えた。
4診目(1週間後)
大腿外側の痛みは10→2までになり腰も痛みもなくなった。前回と同様の治療をする。
その後、大腿外側と膝の痛みは出ていないが歩行改善を目的に引き続き来院されている。
使用したツボ
まとめ
外反母趾の手術でかなり足趾間に手術痕があり癒着してしまっていた。足趾がうまく動かなくなってしまい重心のかけ方や股関節の動きに影響してしまっている。鍼によって足趾間の癒着が少しずつ取れて動くようになり股関節の動きがよくなった。それによって身体の負担を分散させることができ大腿の痛みを取るのにつながった。