風邪から体調が戻ってきたと思っていたら出現した便秘
症状
風邪をひいた際に病院から処方された薬(抗生剤)が影響したのか便秘になった。
風邪はおさまったが、下剤(酸化マグネシウム)を飲まないとなかなか排便ができない。
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来院者
女性
30 代
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期間
2018年8月 ~ 2018年8月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
アンケート判定7項目中の3項目が改善対象。
下腹部に筋緊張がハッキリと出ていた。
1回目の施術
便秘の原因と考えられる下腹部の筋緊張を緩めるため、足にあるツボへ鍼をおこなった。
鍼をおこなって5分ほど経過した頃から早くもお腹が動き出した。
2回目の施術
前回施術まで週に4回下剤を飲んでいた。
この10日間の内に飲んだ下剤は1回だった。
施術後の翌朝から自然排便が続いている。
まだ、下腹部の筋緊張があったため、前回同様に施術を行った。
3回目の施術
前回施術から、薬を飲まずに自然排便ができていた。
下腹部の筋緊張が残っていたため、同様の施術を行った。
4回目の施術
2回目の施術以降、下剤を飲まなくても自然排便ができている。
多少の残便感を感じるも、薬を飲まずに約半月排便できていた。
排便は継続されていたが、念のため4回目の施術を同様に行って今回の施術は終了した。
データ
使用したツボ
まとめ
下剤(酸化マグネシウム)を飲むと排便があることから、便の硬さと腸の動き(蠕動運動)が上手く働いていないことが想像できた。
体性‐内臓反射を働かせるため下腹部の緊張を緩めると、施術中から腸の動きが活発になり翌朝から排便があった。
今回は薬の副作用を原発とした腸・下腹部の緊張を、鍼で緩めることで改善できた便秘の症例だった。