ぎっくり腰になりそうなズキンとする痛み
症状
数年前から痛めていた膝をかばって生活していたところ、2年前に腰を痛めてしまい「腰椎椎間板ヘルニア」と診断された。しばらく入院していたら腰の痛みは消失したが、仕事を始めるにつれ痛みが強くなり、腰全体に痛みが広がっていった。現在、来院時にはぎっくり腰の一歩手前のようなズキンとする痛みがある。マッサージに行き、腰回りをほぐしてもらうと、その場では緩解するが、1日経過すると痛みが戻る。特に、前かがみと腰を反る動きで増悪する。
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来院者
男性
50 代
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期間
2019年3月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
腰の周囲に強い圧痛があった。痛みと関係がある部位を探すと、ふくらはぎに強い緊張が見つかった。腰に関係するふくらはぎのツボに2本鍼をすると、痛みがある範囲が非常に狭くなった。
2診目開始時にはズキンとする強い痛みはなくなり、重苦しく鈍い痛みに変わった。ふくらはぎに加え、背中の硬さを取る目的で鍼をすると腰の重苦しさはほとんど消失し日常生活に問題ない程度になった。
使用したツボ
まとめ
腰自体に硬さはあったものの、腰の痛みの直接の原因となっていたのはふくらはぎと背中の硬さだった。下半身の硬さは全身に影響が波及しやすいので、必ず確認しておきたい。