海外出張後に起きた頭痛
症状
2週間前に海外出張から帰った翌日から、首筋~コメカミ~側頭部へ強い頭痛が出現した。
心配になりすぐに脳神経外科を受診、CTとレントゲンをしたが異常はなく「筋肉疲労」と言われた。
常に痛いが、寝ようと横になり枕に頭をつけると痛みが増悪する。
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来院者
男性
40 代
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期間
2019年3月 ~ 2019年3月
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頻度
週2~3回
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通院回数
4回
施術と経過
首から背中まで丁寧に調べると、首の横側に強いコリがあり押すと頭にズキンと響く。
これを緩める為に背中のツボに鍼をすると、押した時の痛みは軽減した。
さらに耳に近い首の横にも強い緊張があり、手の小指のツボで緩めた。
背中のコリも強く感じているのでチェックすると、肩甲骨の内側にコリがあり肘のツボを使い緊張を緩めた。
初回の施術はこれで終わり、2回目の来院時は最も痛かった側頭部の痛みは半分になっており、代わりに後頭部の痛みを強く感じるようになっていた。
首の横の緊張が抜けて、首の後ろ側の緊張が目立つようになったと考え、これに対応するよう腰のツボを追加して鍼をするとかなり痛みが軽減した。
3回目の来院時は痛みはなく違和感になっていた、4回目の施術で体を整え、問題がないことを確認して施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
今回の頭痛は海外出張の疲労と帰りの飛行機で座ったまま寝て、首から背中にかけて強いコリが出たために起きた頭痛である。
初回の施術後、最初とは別の場所に痛みが移ったが改善していく段階では良く起こることである。
2週間続いていた強い痛みから解放され、良く眠れるようになった。