テニスのプレー中に起きたぎっくり腰
症状
2日前、テニスのプレー中、サーブする瞬間に腰に電気が走るような痛みを感じた。
すぐに冷やして安静にしていたが、痛みが治まらない。
動く瞬間に激痛が走るため、常に前かがみでいなければならない。また激痛が怖くてゆっくりとしか動けない。
以前にぎっくり腰をした時に鍼ですぐに改善した経験があり、鍼の即効性に期待した。
長距離の移動は無理なため、自宅から近い当院に来院された。
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来院者
男性
40 代
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期間
2017年9月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
激痛が走る恐怖心を取り除くために、動作の改善を最優先に行った。
背骨(胸椎)の動きに原因があると考え、手のツボに鍼をすると、前かがみから戻す動きが出来るようになり恐怖心も和らいだ。
さらに、骨盤の動きの悪さも痛みに関係していると考え、肘のツボを用いて改善させた。
すると骨盤の動きがなめらかになり、普通の動きができるようになった。
1回目の施術で大幅に改善。2回目の来院時に同様の施術を行ったところ、残っていた痛みが完全に消失した。
使用したツボ
まとめ
ぎっくり腰などの急性症状は、強い恐怖心から不自然な姿勢で固まってしまうことが多い。
なぜその姿勢で固まっているのか理解することで、解決策が見つかる。
このケースでは、テニスのサーブで腕を振り上げ、背骨(胸椎)に負担がかかった事が原因であったと思われる。