夕方になると痛みが増す腰痛
症状
土木関係の現場監督をしており3日前から腰に違和感を感じる。きまって夕方になると鉄板のように腰が張ってくる。腰痛を感じると下肢へのだるさもあり、今まで感じていなかったため嫌な気持ちになっていた。その日によって左の方に症状が強かったり、右だったりと変動がある。患者さんは『身体の歪み』が原因と思い当院へ連絡をいただいた。
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来院者
男性
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期間
2019年3月 ~ 2019年3月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
立位姿勢が続く仕事のため、腰を支える筋肉の緊張に注目すると腰部の脊柱起立筋上と腰方形筋上に緊張を触れた。また、腰部を支える股関節に可動域制限が見られた。そのため、腰部筋肉の緊張緩和と股関節可動域向上を目的に施術を行った。
1回目、施術後には『立っている感覚が今まで違い身体が軽く感じる』と言っていた。
2回目の5日後、『仕事中、腰部を気にせず出来ている。今は少し身体が重く感じる程度』と言っており、1回目と同様の施術方針で行った。
3回目の8日後、『仕事が忙しくても気にせず出来ている。今はほぼ痛みを感じない』と言っており、これまでの施術に加え腹部の緊張を緩め、腰部にかかる負担を軽減することで仕上げた。
使用したツボ
まとめ
スジや筋肉と聞くと動かすことに注目しがちですが今回のケースは腰部を支える筋肉の緊張が原因と思われます。立ち続けているには特に下肢の筋肉が重要になり、慎重に触診していくと特有の凝りがありました。それらに鍼をすることで腰部の緊張緩和と股関節の可動域が得られ、痛みを解消することが出来ました。
患者さんの言う“歪み”が原因と見解に対しても、歪んでいることで起こっている身体の緊張が原因と一歩踏み込んだ話をしたことで施術の理解が深まりスムーズに進めることが出来たのも大きいと思われます。
担当スタッフ
洲崎 和広