腰の痛みで背筋を伸ばせない
症状
3日前、重いものを持った拍子に、腰全体に違和感を覚えた。
その後違和感は痛みとして感じるようになり,翌日、翌々日と日増しに痛みが強くなった。
前屈みを伴う動作は、問題なく行えるが、中腰から背筋をまっすぐ元に戻す動作や、背骨を反らせる動作が痛みの為行う事ができない。
その他、身体を捻る動作や仰向けで寝る姿勢も痛みを伴う。
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来院者
30 代
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期間
2019年2月 ~ 2019年2月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
初診:身体の構造から、背筋を伸ばす際に負荷のかかりやすい場所をいくつか触診したところ、胸椎の横とスネに反応がみとめられた。
同部位に鍼を打ったところ、背筋を伸ばす際の痛みが施術前と比べ6割ほど緩和した。
次に、身体を捻る動作と、仰向けで寝る際の腰の痛みに関連する、ふくらはぎの反応、足の甲の反応をそれぞれ調べ、そこに鍼をおこないこの日の施術を終了した。
2診目:初診翌日。症状を誘発した、姿勢をそれぞれ行ってみたところ、痛みは9割ほど軽減し、運動制限も解消していたので、初診と同じ施術を2診目もおこない施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
ひと言で、ぎっくり腰と言っても、どのような動作で痛むのか,下肢の痛みや痺れを伴うのか・・・などによって施術するべき場所も、施術に要する期間や回数も異なる。
本症例では、発症から、日が浅いことや、下肢に症状が及んでいないことから、典型的な腰部の筋肉の問題ととらえ、施術を行ったところ速やかに症状を緩和することができた。