妊娠中に始まった顎関節と頚の痛み
症状
妊娠中に右の顎に痛みを感じ、最近になって痛みが強くなり、頭痛と肩(右)に痛みが出現した。薬を飲んでも緩和しない。右の頬が敏感で、背中の痛みも伴っている。頭を右に倒す時に違和感がある。
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来院者
女性
30 代
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期間
2019年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
顎や頚に触れると、右側が極端に緊張していていた。肩や背中の緊張が顎関節に影響していると考え、肩甲骨の緊張緩和を図った。すると、頚と顎の緊張が直ちに緩み、顎を動かした時の違和感が軽減した。
1診目を終えた後、左側に強い肩こりを感じ、左の上腕が重だるく感じた。これは、右側の緊張が急激に緩んだためと考えた。そのため、2診目では左右のバランスを意識して施術を行い、左右の緊張のバランスを調整した。
3診目では、症状は消失しており、口を大きく開けた時に違和感が残るだけであった。右の肩甲骨の緊張を緩和させると、その違和感は消失した。
使用したツボ
まとめ
妊娠中は骨格が不安定になることがあり、その影響が顎に及んだと思われる。顎は、身体の各部から影響を受けるため、それらの影響を解消することで緩和できた症例である。