不安感が強く腰を動かせない
症状
2週間前、中腰になった際に腰にズキンっと痛みがあった。翌日、さらに痛みが激しくなり動くことがままならなくなった。その後、徐々に痛みは軽減していき動けるようになったが、ゆっくりとしか動けない。
特に茶碗を洗っている最中や、車の運転をして立ち上がった際にズキンとした痛みがあり時々痺れが出る。
6年前に同じような腰痛から神経痛になり、立ち上がることすらができなくなった経験があり、今回も同様の症状にならないか心配になり来院された。
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来院者
女性
40 代
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期間
2018年11月
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頻度
週2~3回
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通院回数
6回
施術と経過
身体を動かしてもらうと、前屈30度ほどで腰に痛みがありそれ以上動かせないとのこと。大腿部からの影響を考え鍼をした。直後から前屈時の痛みはなくなったが可動域に変化がみられなかった。股関節の影響を考え、足の甲に鍼をすると前屈がしやすくなった。
2診目、前回と同様股関節に対応する膝に鍼をするとさらにスムーズに動けるようになった。
4診目、茶碗を洗ったり、車の乗り降りなど日常生活が支障なく送れているとのこと。前屈の可動域も広がり、床の物を腰の状態を気にすることなく拾える。
その後ペースを空けても腰の調子がいいとのことなので、6回の施術で終了した。
使用したツボ
まとめ
初来院の際、身体を動かすことへの不安が強い状態であった。こういった場合、身体の動きが良くなっていくことを患者さんに認識してもらう必要がある。腰や股関節の動きを良くすることで、「腰の痛みが悪化するのではないか」という不安が消えていった。