太ももが痺れ、歩き出す際にガクッとなる
症状
2か月前から左右の臀部に刺し込むような痛みがあり、太ももの裏側がピリッと痺れる。
1週間後、整形外科で検査を行うが異常は見られず、「坐骨神経痛」との診断。電気療法と痛み止めで様子を見るよう言われる。電気療法で一時的に緩解するものの、すぐに痛みをぶり返す。痛み止めの効果はわからない。
朝起きたときに特に痛みが強く、歩き出す際にガクッとなる。家族に相談すると「鍼がいいのでは?」と言われ、当院に来院された。
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来院者
男性
70 代
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期間
2018年11月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
左右を比べると、右側の臀部の筋肉の硬さが際立った。臀部に関わる腰に鍼をすると左右の大腿部のピリッとした痺れが消失。次に膝裏に鍼をすると臀部の痛みが緩解した。
2診目、大腿部の痺れが消え、朝方の歩き出しがスムーズになった。臀部を押すと痛みが残るとのことからふくらはぎに鍼をした。臀部が緩み、押した時の痛みが消失した。
3診目、アキレス腱の辺りに少し重だるさが残る程度。腕に鍼をすると消失した。
使用したツボ
まとめ
「坐骨神経痛」と診断される人の特徴として、腰臀部の筋肉の緊張がある。過剰な緊張状態が続くと痺れ症状を及ぼしてしまう。今回のように腰臀部の緊張を解くことで症状が改善してしまうケースは非常に多い。