NEW荷重時に不安定さを感じる足底筋膜炎とアキレス腱の痛み
症状
症例者は数ヶ月前から足底筋膜炎の症状があり、1週間前からは内側の足底筋膜を中心に内側のアキレス腱にもズーンとした鈍痛が出現した。整形外科でアキレス腱炎と足底筋膜炎の疑いと診断されていた。症状は歩行時や立位、荷重時に特に強く現れ、患側に体重を預けることができないため不安定さがあった。足首の背屈制限も認められ、スポーツを楽しむことができない状態であった。初診時の触診では、足首の背屈制限があり、歩行時の不安定感が強く、足裏の内側とアキレス腱の局所に強い圧痛が認められた。足底筋膜炎の影響で重心が乱れたまま過ごしたことで、アキレス腱の痛みまで出現したものと考えられた。
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来院者
女性
20 代
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期間
2025年11月 ~ 2025年11月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
うつぶせの状態で膝を曲げると、お尻につかない程の可動制限が確認された。まず腰部のツボである雲狭に鍼をすると動きが良くなり、軽さを体感してもらえた。次に背部のツボである四枢に鍼をするとさらに動きが良くなり、立位時の違和感が消失した。足首の背屈制限が残ったことから、腰部のツボであるT12(1.5)に鍼をすると可動制限に対応でき、体感もさらに良くなった。初回施術後、症例者は歩きやすくなり、足裏の痛みもなくなったことを喜んでいた。1回の施術で症状が改善したため、施術を終了とした。その後、症状についての報告はなかった。
使用したツボ
まとめ
本症例は、数ヶ月続く足底筋膜炎に加え、1週間前から内側のアキレス腱にも痛みが出現した症例である。足底筋膜炎による重心の乱れが、アキレス腱の痛みを引き起こしたと考えられた。腰部と背部のツボへの施術により、足首の可動制限が改善し、立位時の不安定感や歩行時の痛みが消失した。特に、腰部のツボである雲狭と背部のツボである四枢、さらに腰部のツボであるT12(1.5)への施術が効果的であり、1回の施術で症状の改善が得られた。足底筋膜炎とアキレス腱炎に対して、局所ではなく腰部や背部のツボへのアプローチが有効であることが示された症例である。
担当スタッフ
洲崎 和広















