NEW夜になると悪化する耳鳴りを伴う低音障害型感音難聴
医師による診断:低音障害型感音難聴
症状
4月頃から、突発的に左耳の耳鳴りと音のこもり感が出現。
耳鼻科では「低音障害型感音難聴」と診断を受け、薬を処方されたが改善が乏しく、
日中は我慢できるものの夜になると耳鳴りが増悪して眠れない日が続いた。
特に「音が変に響く」「耳が詰まった感じがする」ことが大きなストレスとなっていた。
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来院者
男性
50 代
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期間
2025年8月 ~ 2025年10月
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頻度
週1回程度
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通院回数
11回~15回
施術と経過
初回の施術では、首の可動域や後頭部の緊張、胸椎〜肩甲骨周辺の硬さが強く、耳周囲の循環に影響していると判断。首・肩・後頭部のアプローチを中心に施術を行った。
2回目来院時には「首が軽くなった」「寝付きが少し良くなった気がする」とのことで、夜間の耳鳴りは依然として続いていたが、症状の変化を感じていた。
3回目には「夜間の症状が少し減ってきた」「耳鳴りが気になる時間が短くなった」とのこと。
4回目には眠りの質に明確な改善が見られた。
その後も週1回ペースで継続し、日中の音の変化や耳の詰まり感も次第に軽快。
ただし、ランニング後などに一時的に悪化することもあり、生活習慣と身体の使い方の影響も考慮しながら施術を継続。
10回目には「耳鳴りはあるが、睡眠の質はかなり改善した」「気にならない時間が増えている」とのことで、施術ペースを2週に1回に調整。
11回目終了時には「日中はほぼ気にならないレベルに安定。今後の方針を相談しながら様子を見ていく」とした。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
耳鳴りは不安やストレスを強く伴う不調のひとつであり、特に夜間に増悪するタイプは生活の質を著しく下げてしまいます。
今回のケースでは、首〜背中の緊張緩和と後頭部の血流改善を丁寧に積み重ねることで、睡眠の質の改善→耳鳴りの軽減という流れができました。
薬や耳鼻科での対応だけでは改善が難しい場合も、身体全体の状態を整えることで変化が見られることがあります。同じようなお悩みの方の参考になれば幸いです。
担当スタッフ
山岡 凌

















