半年以上続く踵の痛み
症状
7ヶ月前くらいから突然踵が痛み始めた。
特に朝起きた時の一歩目が強く痛む。歩き出すとだんだんと平気になるが、ひょんな時に痛む事がある。階段をのぼる時に痛む事が多い。
またここ2、3ヶ月膝に力が入りにくく感じる。
痛みが段々と強くなりどうしたものかと悩んでいる時に、当院のホームページを見て来院。
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来院者
男性
50 代
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期間
2018年6月 ~ 2018年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
6回
施術と経過
<1診目>
足裏を触診すると、踵に顕著な圧痛と土踏まずに硬いコリを確認できた。これは仙骨とふくらはぎに問題があると考え、関連するツボに鍼をすると圧痛とコリが大幅に減少した。また腰に強いコリと筋肉の緊張を確認できたのでこれらを緩める為、手と太もものツボに鍼をするとコリと緊張が消失した。
2診目から5診目まで、週1回のペースで同様の治療を行った。
3診目で全体の痛みが局所になる。4診目で1日に痛む回数が減り、5診目では朝の痛みは消失する。
<6診目>
前回から12日開いたが普段の生活では全く痛みがなくなった。特定のスニーカーを履いた時だけ少し痛みがでる。踵周辺に少しだけ圧痛があったので圧痛をとる鍼をして仕上げとした。
当初の症状と痛みが完全に消失したので今回で通院を終了した。
使用したツボ
まとめ
発症から7ヶ月と月日が経っていたが痛みのある箇所をピンポイントで捉える事で、少ない回数での改善に繋がった。踵の痛みは仙骨や股関節との関連が深く、踵自体に問題があることは少ない。足底筋膜炎は痛みが長く続いていても諦める必要がない症状であると言える症例となった。