NEWサッカーで起きた大腿部の肉離れ様症状
症状

サッカー中に発症した右大腿後面の肉離れの疑いで来院。右大腿後面の突っ張りと右臀部の違和感を訴え、前屈時の可動域制限が顕著であった。過去にも同様の症状を繰り返していた。動作時に症状が出現し、今後のサッカーの試合出場を希望しての来院である。
-
来院者
男性
30 代
-
期間
2024年10月 ~ 2024年10月
-
頻度
1回通院
-
通院回数
1回
施術と経過
初診時、大腿部の緊張と前屈での可動域制限が確認された。まず、大腿後面と関連の深い腰や肩のツボに鍼を行ったところ、大腿後面の緊張は緩和したものの、前屈での可動域制限は残存した。詳細な触診により内転筋の緊張も強いことが判明したため、内転筋と関連の深い足のツボに鍼を行った。その結果、前屈での可動域が改善し、自覚的な違和感も消失した。
使用したツボ
まとめ
大腿後面の肉離れの疑いに対して、単に症状のある部位だけでなく、内転筋の緊張にも着目して施術を行うことで、効果的な改善が得られた。特に内転筋への対応が可動域改善の決め手となった点は、同様の症例への対応において重要な示唆を与えるものである。過去に同様の症状を繰り返していることから、予防的なアプローチも含めた継続的な管理の必要性が示唆された。