妊娠初期から続く腰痛で歩くのが辛い
症状
妊産婦さんで31週。初期から腰痛があったが子供がいるため「うまく付き合えばいい」程度に思ってた。先日、子供とおままごとをしていると急に腰が“ガクッ”となった。
それ以降、下のものを拾う動作をすると腰が痛む。そして家庭内を移動するだけでも痛みが走り施術できるところを探していた。
ちょうど定期健診で行った病院で当院を勧められ来院に至った。
ゆっくりと歩く様子で玄関もゆっくりと開けて入ってこられた。玄関のちょっとした段差をまたぐだけでも「痛てて…」と言っており一緒に付いてきた子供も心配そうに見守っていた。発症から1日経過し、昨日よりは少し良いが夜も寝返りのときなどに起きてしまうとの事だった。
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来院者
女性
20 代
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期間
2018年8月 ~ 2018年8月
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通院回数
2回
施術と経過
初診時、腰骨より上の付近に緊張があり、ここがトラブルの要因と考えた。痛めた部位と痛めた動作を加味した上で肩甲骨を疑った。すると肩甲骨の外縁に硬結があったので鍼をすると腸骨の緊張が緩んだ。そして歩いみると痛みを感じなかった。最後に腹部の緊張を脚のツボで緩めて仕上げた。
二診目、以前と比べ痛みを感じなくなり夜も寝れているとの事。残る違和感を取るために前回と同様の施術を行った。
経過も良好のため施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
本症例はおままごとで手を伸ばしたときに肩甲骨と腸骨がスムーズな連動を図れなく発症したものと思われます。
痛んだ原因を丁寧に探ることで鍼一本でも充分な効果がありました。二診目を始めるときに「鍼をしてからお通じがある」と喜ばれていました。週数を重ねることで大きくなる赤ちゃんが内臓を圧迫し起きたものと思われますが腹部の緊張を解くことで痛みと便秘の改善をお手伝い出来ました。
担当スタッフ
洲崎 和広