吐き気を伴う頭痛
症状
思い出せないほど昔から慢性的に肩こりに悩まされている、日によって症状の強弱はあるが肩こりがキツイとそれに伴い頭痛も生じることがよくある。
今回も1週間前に頭痛を伴った肩こりだったが、いつも以上に頭痛も酷く吐き気、嘔吐までしてしまい身体を起こすのもやっとという状況になったため、脳外科を受診しMRI 検査をうけたところ脳に異常は見られずに『神経性頭痛』という診断を受けた。処方された薬を飲んでいくらか症状は軽減したが、早く仕事に復帰しなくてはならないとの思いから鍼治療を選択し当院に来院。
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来院者
女性
50 代
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期間
2018年9月 ~ 2018年9月
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頻度
週2~3回
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通院回数
4回
施術と経過
頸、肩、背中の状態を確認すると全体的に筋肉の緊張が強く見られた。頭痛が生じている部位を聞くと、後頭部、コメカミ、眉間の順番で症状を強く感じていたため、後頭部と関連する腰のツボに鍼をすると後頭部の痛みが軽減し目もスッキリした。コメカミ、眉間の痛みの左右差を確認すると左側の方が強く感じていた為、それぞれ左手の甲にあるツボに鍼をすると痛みが消失した。
肩上部の緊張が強かったため背中のツボに鍼をすると頭も肩も軽くなったと十分な効果を感じられたため初回の施術を終えた。
2回目来院以降、吐き気などの症状は感じなくなり同様の施術を行ったところ4回目の施術時には頭痛も感じなくなっていた。肩こりのケアのため通院の間隔を空けて定期的に来院される予定。
使用したツボ
まとめ
頸や肩の筋肉が緊張して神経を圧迫すると様々な症状を引き起こすことがある。今回のひどい頭痛や吐き気、嘔吐なども首と背中の緊張を解消することで強い症状は早期に解決することができた。
覚えていないくらい前からの慢性的な肩こりもあり、お仕事も下を向いて作業する時間も長く、姿勢もあまり良くないため今後も定期的にメンテナンスをすることで肩や首の筋緊張を予防していく。
担当スタッフ
渡辺拓朗