学校で気になるお腹の張りとガス漏れ
症状
一年ほど前から学校にいる時にお腹の張りやガス漏れが気になるようになった。
心療内科、消化器内科では薬を処方されるだけで改善がみられなかったため当院を受診された。
-
来院者
女性
10 代
-
期間
2023年11月 ~ 2024年3月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
16回~20回
施術と経過
初回
学校にいる時に常にお腹が張っている感じがあり、おならが臭くないか気になってしまうとのこと。
腹部に硬さがみられたため、背中や脚に鍼をした。
少しお腹がやわらかくなったとのこと。
2~7回
お腹の状態にあまり変化がなかった。
引き続き腹部の硬さをゆるめるため背中や脚に鍼をした。
8~10回
お腹の張りやガスはまだ気になるが、ごはんを前よりも多く食べられるようになったとのこと。
腹部の硬さのある範囲が狭くなってきたので、さらにゆるめられるように背中や脚に鍼をした。
11~14回
ガスが気にならなくなってきたとのこと。
お腹の張りはまだあるが頻度は減ってきているそうなので、引き続き腹部の硬さをゆるめるため背中や脚に鍼をした。
15回
昼食後にお腹が張るくらいまで頻度が減ったとのこと。
腹部の硬さもほとんどなくなっていたので、やわらかさが持続するように背中と脚に鍼をした。
16回
お腹の張りやガスが気にならなくなったとのこと。
経過をみてメンテナンスとして通う形となった。
使用したツボ
まとめ
腹部の硬さを背中や脚のツボに鍼をしてやわらかくすることで、お腹の張りやガス漏れが改善するとわかった症例でした。
また、お腹の張りやガスは改善するのに時間がかかることを患者さんにも理解していただくことが大切です。
担当スタッフ
森部光葉