10分で座りたくなってしまう坐骨神経痛
症状
5分〜10分立っていると痛みが強く出て座りたくなる。屈む動作も辛い。今回症状が発生するまでは足腰に自信があったが1ヶ月前から突然痛みが表れ症状が続いている。仕事で上、立って行う作業や物を持って運ぶ作業もあるため仕事が捗らない。
一週間経過しても症状が変わらないため整形外科を受診すると坐骨神経痛と診断された。痛み止めを処方されたが効いている感じがなく飲むのをやめてしまった。同じ会社の同僚から紹介いただきご来院いただいた。
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来院者
男性
50 代
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期間
2021年1月 ~ 2021年2月
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頻度
週2~3回
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通院回数
10回
施術と経過
右の臀部からふくらはぎまで痛みが広がる特に痛むのは臀部とふくらはぎ。問診中少しだけ立っていただくだけでも痛みが発生。数分立っていると辛くなる。座っている分には痛みはない。触診してみると臀部、下肢供に緊張が強い。
特に腰を右に捻る動作、後ろに反る動作が辛いとのこと。症状から考え臀部の緊張を緩和させるため腰と股関節外側のツボに鍼を行った。次に下肢の緊張を取り除くため腰椎の脇のツボにも鍼を行う、10分置鍼し確認すると初めよりは痛む感じが減ったとのこと。
2回目 少し和らいだとのことから前回の施術に加え腰とお尻の緊張感和のため太ももとスネのツボにも鍼を行い施術を続けた。
6回目 ここまでは集中的に週2回の施術を行なったが初めの頃の痛みは治ったため週一回の施術に切り替えた。立っているだけで痛む事も減り、立ち話中にムズムズ動いてしまう事も減ってきた。
10回目 残っていたお尻の痛みも収まり調子が良い。痛む事もなくなったとのことで治療を終了とした。
使用したツボ
まとめ
お尻の筋肉の緊張が強まると腰痛や坐骨神経痛の症状が現れるとことがある。今回の症例ではさらに下肢の緊張も強かったため立位時でも痛みが発生したと考えられる。
特にお尻とふくらはぎの緊張を緩和させることで症状が改善していった。