顎の痛みで口が大きく開けられない
症状
3ヶ月前に焼肉のホルモンを食べている時に右顎が「ガクッ」と鳴って痛くなった。2日ほどで良くなり、その後は気にならなかったが、1週間前から食べている時に右顎の痛みや違和感がある。
口を大きく開けれない、食べ物を噛んでいると痛くなる。顎の関節がかみ合っていない感覚がある。病院や歯科は受診していない。ネットで検索して鍼が良いのではと思い当院を受診した。
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来院者
男性
20 代
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期間
2018年2月 ~ 2018年4月
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頻度
週1回程度
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通院回数
6回
施術と経過
痛みのある側の肩甲骨の際に顕著なコリが認められた。
このコリが口を開ける筋肉との連動を妨げていると判断した。肩を緩めるツボに鍼を行い、手のツボにも鍼を加えた。口を開けた時の痛みが少し減ったと言われたので初回は終了した。
2回〜5回:口は開けやすくなり、指が2本入らなかった幅が全開にしても痛みがないほどに回復した。ただ、ぐっと噛み締めた時の痛みが残っているため、手のツボや顎関節の動きと密な関係のある
胸椎のツボへの施術を継続した。
6回:噛み締めたときの痛みもなくなり、日常生活できになることがなくなったとのことで終了とした。
使用したツボ
まとめ
顎関節の動きに問題が生じた場合、同側の首や肩甲骨にも動きの悪さやコリを発見できることが多い。
肩甲骨上角のツボを触れながら口を開けてもらうと、開けやすい感覚であったことから、このツボを中心に施術を行うことで徐々に動きが回復した。