水の中に入っているような耳の閉塞感
症状
去年の10月頃、首肩周辺に強いコリを感じたと同時に耳の聴こえが悪くなった.。心配になり耳鼻科に行くと『低音障害型感音性難聴』の診断を受けた。それからはビタミン剤や血流循環の改善を目的とした薬を飲み、当初ほど症状は酷くないもののボーンとした『水の中に入っているかのような閉塞感』を感じる。
胃の負担もあり、薬の量も増やしたくはないため違う手段を調べると鍼灸が有効と言うことを知り当院へ連絡をいただいた。
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来院者
女性
30 代
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期間
2020年1月 ~ 2020年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
同側の頸部・肩関節の動きの制限、肩甲骨の緊張が著明だったためこれを取り除くべく施術を組み立てた。
肩の動きの軸となる腰部のツボに緊張があったため、そこに鍼をすると手を上げやすくなった。次に頸部の回旋・側屈に制限が出ていたためそれぞれに対応する手のツボへ鍼を加えた。最後に頸椎3番目周辺に強い緊張が見られたため手のツボを使い対応した。
2回目『毎日あった閉塞感も疲れた(長時間の運転等)ときだけ感じ、ボーンとした音も減弱していることに気が付いた』とのこと。
同様の施術を行い、3回目には症状がなくなっていた。
使用したツボ
まとめ
耳に関わる頸部・肩甲骨・肩関節の動きを整えることで症状が改善された症例であります。耳には多くの組織が関与しますが手で触れた身体に起こっている緊張を見抜き少ないツボで効果的な施術を行うことが出来ました。頸椎3番目の反応は、顔面部に熱が溜まっていたため特異的な反応を示していました。これを取り除くことも施術を進める上での大事なステップとなりました。
担当スタッフ
洲崎 和広