パソコン作業で悪化する、肩の痛みと腕のしびれ
症状
1ヶ月前、首こりが悪化して下を向くのがつらくなった。次第に凝りが肩にも広がり、マッサージへ。肩を揉んでもらっている時に、左肩に「ピキッ」と痛みを感じ、翌日から左肩甲骨辺りが痛むようになった。整形でレントゲン検査をして「ストレートネックによる肩こり」と診断され、湿布と鎮痛薬を処方された。しかし痛みで夜中に何度も目が覚めたり、腕にしびれも感じるようになり、鍼を試してみようと思い来院。
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来院者
女性
50 代
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期間
2019年5月 ~ 2019年6月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
座ってパソコン作業をしていると腕にしびれが出て、たまらず立って動かしたくなることが問診で分かった。また、歩いたり動いていると痛みがまぎれる。このことから、パソコン作業と座っている姿勢が影響していると考え、手指と臀部にあるツボに鍼をした。
2回目、頚の凝りが減り軽く感じるが、肩の痛みと腕のしびれが残る。腕のしびれに対応した、背中のツボを追加する。
3回目、5日間症状が無い日が続いた。痛み、しびれの症状が6割程もどった感じ。
4回目、腕のしびれは完全消失。肩甲骨外縁の痛みが少し残る程度。対応する腰のツボを追加したところ、痛みが消失した。
使用したツボ
まとめ
マッサージで発症した痛みに思えるが、根本には慢性的な頚肩の凝りが影響していた。デスクワークによる手指と臀部の疲労が蓄積した結果、肩の痛みと腕のしびれを引き起こしていたと考える。