3年前から続く右側頭部〜首の重だるさ、痛み
症状
3年前に今までにないくらい激しい頭痛に襲われた。
その時に片頭痛と首や肩こりが原因に違いないと診断を受けた。
接骨院や病院で電気を行うと吐き気がどんどん増してくるとのこと。
2年前に鍼をしてもらったら楽になった経験があった。
今回職場を変え、その近くにあったためご来院された。
基本的に右側頭部〜頚部が重だるく、痛みがある。
それは拍動性ではなく締め付けられるような感覚。
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来院者
女性
30 代
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期間
2019年5月 ~ 2019年6月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
初回
痛みの種類をお聞きすると拍動性ではなく締め付けられるような感覚があるとのこと。
右の側頭部や顎にかけての筋緊張が強く、首〜肩にかけての硬さが見られた。
脊柱の反応を確認したところ側頭部や顎に関係する部分に違和感を感じた。
手のツボに鍼をしたところそれらが楽になった。
首の後ろあたりがピンポイントで痛みがあり、動き的には右を向くと嫌な感じがあるので脊柱の反応を確認し、先ほどとは別の手のツボに鍼をしたところスッキリした。
その回は終了とした。
2回目
初回の施術によりかなり楽になった。
しかし、2日空けたらまた痛みが出だした。
同様のアプローチを行った。
3回目
側頭部は良いが目の奥が痛むし頭全体がボワ〜とするような感覚があるとのこと。
脊柱の反応を確認し手の甲のツボに鍼をした。
目の奥の痛みとぼわぁとする感覚は無くなった。
4回目
すごく落ち着いてきた。
右を向いた際に右の首すじが痛むので手のツボに鍼をした。
首もスッキリした。
5回目
この日はなんとなくのぼせるような感じがあり、右側頭部が痛んでいた。
首の反応を確認し、尾てい骨のツボに鍼をした。
その後のぼせるような感覚と側頭部の痛みは無くなった。
現在、メンテナンスでいらしているが側頭部〜首の痛みは出ていない。
使用したツボ
まとめ
顎、首、のぼせの問題が混合したような症状であった。
病院や接骨院などでは部位に限りがあり対応が困難であったり、はたまた科をまたいだ話になっていたかもしれない。
しかし、それらを総じて考え、施術に移すことができる鍼灸の強みが現れた症例であった。