黙っていてもツラい背中の痛み
症状
昨年の11月過ぎから背中が痛くなり内科を始め病院を数か所受診したが異常は見られなかった。そのため12月に近所の鍼灸整骨院へ行き施術を複数回行うがあまり効果を感じなかった。そこで年明けから当院での施術が始まった。
常時ドーンと重たい痛みが肩甲骨内縁から胸椎下部まであり、楽な姿勢が見当たらない。
設計事務所にいるため、座っている時間が長くなり仕事に集中できないことが一番の悩みであった。
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来院者
男性
40 代
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期間
2019年1月 ~ 2019年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
胃腸の不調(下痢気味)と臀部の過緊張が肩甲骨の動きを妨げ背部痛を引き起こしていると考えた。
1回目、胃腸と関係あるツボへ鍼をすると背中の痛みが軽減した。次に臀部の緊張点に鍼をすると痛みが腰部の方へ下がっていた。
2回目の3日後、「施術した日、次の日まで調子よかった」とのこと。
前回の肩甲骨の内縁部のコリを確認し、腹部の緊張から前回の施術に足のツボを加えた。
3回目の5日後、「今までにないくらい調子が良い。どこへ行ってもここまでの改善はなかった」と言われた。
この日は仰向けになると背中に若干の痛みが残っている程度であった。施術は胸椎の動きを調整すると痛みは無くなった。
使用したツボ
まとめ
仕事が多忙になった11月から痛み出し、内科の問題も見当たらないことから身体の癖によるものと判断した。本症例のポイントは臀部の過緊張と胃腸機能の低下である。背中の痛みは内科の問題も絡み複雑になることが多い。出来る範囲を見極めて施術に入ることを忘れてはならない。
担当スタッフ
洲崎 和広