ウォーキングで生じる腰臀部・下肢の痛み
症状
毎朝ウォーキングをしていて4ヶ月前頃から下肢前面が張りはじめ、次第にお尻や腰の痛みが気になるようになってきた。
意識としてはお尻は左>右、下肢は両側。
既に当院に通われているご家族のご紹介で来院された。
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来院者
男性
50 代
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期間
2018年12月 ~ 2018年12月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
初回
腰にかけての動きを確認しても特に痛みが走る事はない。
股関節もしいていえば左が気になる。
ツボの反応を確認すると左側臀部の中心部に圧痛がみられた。
その反応を取るために左腰外側のツボに鍼をした。
その後、左側臀部の圧痛は消失した。
感覚的に腰からお尻全体がふわ~と楽になる感じがあったとのこと。
次に両側の下肢前面を確認するとすねに硬さが目立った。
うつ伏せになってもらい腰と背中の移行部にあるツボ左右同時に鍼をした。
その後そのすねの硬さもやわらいだので終了とした。
二回目
翌週ご来院された。
ウォーキングをしてもかなり楽になったとのこと。
特にすねの硬さは全然なくなったので大変喜ばれていた。
お尻は左上部に痛くはないが嫌な感じが残る。
腸骨稜と呼ばれる骨盤の上部に鍼をしたところゆるみがみられその嫌な感じもなくなったので終了となった。
使用したツボ
まとめ
この症例も痛みが有るポイントと実際に施術で用いた場所つまり原因となるポイントとは離れている。
その点に鍼を行なうことで原因側が緩み、ウォーキングという動きにおいてもスムーズに動くようになるので痛みは出なくなったと言える。
このように本質的な原因へのアプローチは非常に大切である。