自分より高い所での作業が困難
症状
一年前から手を挙げ続ていると首や鎖骨下に締め付けられるような痛みが走り作業が出来ない。そのため、棚など高い所での作業や手を上げて行う洗濯物を取り込む作業のときなど休み休み行っていた。
疲労がたまってくると左腕全体に痺れ感も伴いとても不快である。当院の患者さんが職場の同僚であり紹介を受けた。
手を挙げてみると160°程度(完全は180°)まで自力で挙げることが出来る。5秒ほどこの状態を維持してると不快感が再現される。
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来院者
女性
40 代
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期間
2018年10月 ~ 2018年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
胸の前の筋肉と胸骨から首に走る大きな筋肉が過緊張を起こし手上げることで胸郭が狭くなり症状を呈しているものと推測した。
そのため、これらの緊張を和らげる方針で施術をすすめた。また、症状発症から一年経過しており重心バランスも破綻していたため整えることも併せて行った。
二回目『何か調子がよいみたい』
三回目『患部を押せば響く程度。動作時痛は消失した。』
四回目『全く痛くない』
回数を重ねることで以上の変化が見られた。
1回目から4回目目までほぼ同様の施術を行い、経過も良かったことから施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
患者さん自身では気づけない筋肉の緊張や身体の重心を整えることで一年悩んだ症状も『全く痛くない』状態へ仕上げた症例。
原因は筋肉の過緊張によるものであり、それを身体でカバーするために歪みを作っていました。鍼でもともとの状態へ戻していくと自然と手を挙げれるようになり、痺れ感を含む不快感が無くなりました。
担当スタッフ
洲崎 和広