サーブ、スマッシュを打つ際に手首が痛む
症状
15年以上テニスをやられている方
2017年春膝を痛め、整形外科のリハビリストレッチをしていくうちに右手首に痛みが出始めた。
その際、レントゲン撮影をして「骨には異常はない」という診断を受けた。
その後手首のストレッチを勧められるがサーブをした時の痛みが取れない。
2018年6月までサーブの練習をしないでおいたにもかかわらず右手首が良くならなかった。
インターネットにて『愛知県 手首の痛み 治療』で検索をして当院にご来院された。
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来院者
30 代
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期間
2018年11月 ~ 2018年12月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
初回
この時点で痛むのは手首の中でも人差し指を延長したライン。
問診をしていくとストロークやバックハンドでは手首が痛むことはない。
競技特性から考えてサーブで痛みが出るという事は同じような軌道でラケットを振るスマッシュ時はどうかお聞きしたところスマッシュ時でもサーブ同様に痛みが出るとのこと。
そこで肩の動きをみると右肩の外旋という肩を外にねじる動きで肩後方に痛みが出た。
胸椎中部のツボに鍼をして動きを滑らかにした。
その後手を着いたり、人差し指を動かすと手首が痛んだり腕に張りを感じるので胸椎上部と肩甲骨のツボに鍼をしたところ手首の痛みはなくなった。
2回目
手首の痛みに関してはご本人的にもかなり良くなった実感があった。
しいて言えば痛む場所が中指を延長したラインに移ったように感じるとのこと。
今回は中指を動かすと少し手首が痛んだり腕に張りを感じるので胸椎上部と肩甲骨のツボに鍼をしたところ手首の痛みはなくなった。
3~5回
以前よりもかなり痛みの程度などは薄くなったとのこと。
その場で動かしたり、手を着いても痛むことはなくなった。
しかし、テニスをやると人差し指を延長したラインの手首が一瞬痛んだり、腕が張る事がある時があるのでメンテナンスとして胸椎上部と肩甲骨のツボに鍼をした。
また大きく気になる際にお越しいただくという形でご利用をするとのこと。
使用したツボ
まとめ
いつそれが気になるのか?どこが気になるのか?
サーブだけではなく、スマッシュ時にも痛む。
競技特性を考え、手首だけではなく肩の動きも影響が出ていることを視野に入れながら施術ができたことが大きかったと思う。
わたくしが軟式テニス出身者であるという経験も生きたような症例であった。