2ヶ月以上治らない前屈痛
症状
腰痛になり始めたきっかけは風邪をひいてからであった。徐々に痛みは増していき、湿布やピップエレキバンを使用しても効き目はなくなっていた。市販されている鎮痛剤を服用すれば効果があったので、痛みのひどい時は使用していた。
過去に腰痛は何度も経験していたが数日で完治していたものの、今回は2ヶ月以上も続いている。
特に前かがみになるのが辛く、勤務中は立ったり座ったりが多いので常に痛い。また、体が冷えると痛みが増強する。
鍼は不安だったが、電話で相談し来院を決意する。
-
来院者
男性
50 代
-
期間
2017年3月
-
頻度
1回通院
-
通院回数
1回
施術と経過
腰を前屈すると、腰椎に痛みが強く現れる。前屈は直立時から30度で痛みが発生し、それ以上の角度は困難であった。
他の動きに制限がみられなかったので、腰椎と下腿の連動からふくらはぎのツボに鍼をした。
直後に、前屈や立ったり座ったりを繰り返してもらうと、全ての動作に痛みがないと確認できた。
最後に腰部のツボで調整して終了した。
使用したツボ
まとめ
発症して2ヶ月は経過していたが動作痛が明確であったので、すぐに原因を特定できた。
痛みをかばうことで体の動きに制限が生じ、常に一定の動作となり腰部に過緊張を引き起こしていた。
患部にフォーカスするのは大切であるが、動きに着目すると視野が広がり原因を探し出すことができる。