頭の奥が重苦しい
症状
来院3日前から片頭痛が起こった。
頭痛は月に数回必ず訪れ、場所はいつも決まって後頭部の奥の方が重苦しい。
首から肩にかけての鈍痛も悪化しているので不安になりネットで調べると、当院が近くにあったので予約した。
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来院者
女性
40 代
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期間
2017年2月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
首の左回旋時に可動域制限がみられ、同時に首から肩に鈍痛を伴う。胸椎に問題があると判断し、背中のツボに反応があったため、手のツボに鍼をした。直後に首を動かすと、首や肩も痛みなく回旋がスムーズにできた。
「さっきまでの頭痛も消えている」と確認できたので終了した。
その後も症状は安定している。
使用したツボ
まとめ
事務作業により手の疲労が蓄積され、片頭痛に至った。
手の緊張から端を発し、首や肩の過緊張により首の可動域制限をもたらし頭痛を引き起こしていた。
今回は、一つの余分な緊張が緩和されたことで、手から首までの筋肉の連動が回復した。動けた瞬間から痛みも消失する。
1本の鍼で症状が解消する例は臨床上少なくない。
痛みの部位にとらわれることなく、体の動きから原因を分析することが大切である。