ヘルニアと診断された腰の痛みと足の痺れ
症状
平成30年2月に“腰椎椎間板ヘルニア”と整形外科で診断され、クリニックでのリハビリ(牽引・マッサージ・電気療法)・カイロプラクティック・整骨院・整体・他鍼灸院など様々なものを試してきたが変化がなかった。インターネットで調べ口コミ数が多い当院に足を運んだ。朝は必ずと言っていいほど起き上がり時の腰は痛く、着いた足に激痛が走る。生活動作では便座に座るのも困難になってきている。靴下を履く動作時や長時間の歩行時に大腿部の前側が痺れてくる。
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来院者
男性
30 代
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期間
2018年9月 ~ 2018年10月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
痺れは筋緊張をおさえてから施術をする旨を説明してから始まった。
初診日、胸椎の可動性に注目した。痺れる範囲と脊柱の緊張から脛にある2つのツボに鍼をした。すると立ち座り動作がスムーズに出来るようになりました。最後に背骨の緊張を小指にあるツボで仕上げた。
二診目、ベッドからの起き上がり時に腰が重い感じがするとのこと。初診日から比べて足の痺れ感が緩和されたと言っていた。
背中の緊張から関連する膝裏・ふくらはぎのツボに鍼をした。
起き上がり動作をやってもらうと痛むことなくできたのでこの日はこれで終えた。
三診目、週1回で施術を行っていたが10日間隔になったためか数日前から腰に重たさを感じる。
股関節の緊張と考え、ふくらはぎにあるツボに鍼をした。
今まで痛かった靴下を履く動作が出来るようになった。
四診目、週1回に戻した。前屈するとやや痺れる程度で仕事や生活をしていても気にならなくなってきた。腰椎をはじめ背骨の可動性が初診時に比べ大幅に改善されていた。
前回の治療に加え、膝裏にある腰椎に関連あるツボに鍼をした。
施術後、全く痛み・痺れが無くなったため終了した。
それから数週間後奥様がお見えになり、旦那様が無事に暮らせていることの報告を受けた。
使用したツボ
まとめ
痺れは多くの人々が悩み、苦しんでいると思います。痺れ感は伝えることが難しく、共感できないことも一要因であります。
本ケースでは、患者さんと共有できる動きに注目することで大幅に改善することが出来ました。
痺れにはココに鍼をして、腰が痛ければココに鍼をしてではなく患者さん本人と向き合うことで少ない鍼数で成果を上げることが出来ました。
どのようにしたら痛いのか?
日常生活でどの動作がツラいのかを一緒に解消していくことで痺れの解消にも繋がったと思われます。
担当スタッフ
洲崎 和広