慢性的な首肩こりと、喉のつまりを感じる
症状
高校生の頃から、慢性の肩こりに悩まされている。5年程前から、右の首肩に集中して凝りを感じるようになった。そして半年程前から、何か喉に詰まっている感覚があり、呼吸が浅く感じる。気にしていなれけば忘れている時もあるが、瞑想などで呼吸に集中していると、喉の狭さを感じる。
「喉のつまり」を何とかしようと検索していると、当院ウェブサイトにて同じ様な、喉の症例を見つけて来院に至った。
また、夜に眠れないことから、睡眠導入剤(マイスリー)を1年半程前から服用している。
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来院者
女性
20 代
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期間
2018年7月 ~ 2018年9月
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頻度
週1回程度
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通院回数
10回
施術と経過
喉のつまりは首肩こりが原因で引き起こされていると判断して、まずは肩こりの施術を優先することにする。
「とくに椅子に座っている時に凝りを感じる」という問診時のヒントから、臀部を触診すると顕著な筋肉の緊張を確認できた。臀部への鍼を中心とした施術を4回行ったところ、右の首肩こりは半減する。さらに、右頚部に特有の凝りを見つけたため、足のツボを追加した。8回目時点で、喉のつまりは消失。頚肩の背骨付近に「チリチリ感」が残る。
「日頃からパソコンとスマートフォンを多様する」という情報から、指の疲労も関係していると考え、手のツボで調整を加えた。
9〜10回目、肩の左右差を感じなくなり、日常生活で首肩こりを感じなくなる。
また、「布団に入ってすぐに眠れるようになった」ということで終了とした。
使用したツボ
まとめ
臀部の筋緊張が大きく原因していたケースである。また、頚部の筋緊張が喉のつまりを引き起こしていたのだろう。それを裏付けるように、首肩の凝りが解けるに連れ喉の症状も緩和されて行った。
さらに、右肩の凝りが取れ肩甲骨が動きを取り戻すことで、深い呼吸ができるようになるため、不眠も解消されたのだろう。