NEWぎっくり腰後2週間経過しても残る左腰部から臀部のズーンとした鈍痛
症状
2週間前にぎっくり腰を発症した40代の方が来院された。発症時は酷い状況であったが、来院時にはピークを過ぎていたものの、左の腰部から臀部にかけてズーンとした重たい鈍い痛みが残存していた。特に立ち上がる時に痛みが出現し、座っている際にも痛みがあるため長時間座位を保つことが困難であった。座った状態で腰を動かすと、屈曲時も伸展時も痛みが生じる状態であった。常に重たい感覚が付きまとい、不快な感覚が長引いていることで日常生活に支障をきたしていた。これまで医療機関での診断や治療は受けておらず、症状に関連する他の体調的な違和感は認められなかった。
-
来院者
男性
70 代
-
期間
2026年1月 ~ 2026年1月
-
頻度
1回通院
-
通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では、仙腸関節部に強い緊張が認められた。動作時の痛みはこの部位が起点となって生じていると考えられた。また、臀部の緊張も強く、これが仙腸関節の緊張に関連していると判断した。施術では、重心バランスを整えることを目的として肩甲骨のツボに鍼をした。さらに、臀部の緊張を緩和するため、腰部のツボに鍼をした。初回施術後、動作時や座っているときの痛みが消失し、症例者から喜びの声をいただいた。その後、症状の再発や新たな訴えはなく、1回の施術で完了となった。
使用したツボ
まとめ
ぎっくり腰発症後2週間が経過し、左腰部から臀部にかけての鈍い痛みと動作時痛が残存していた症例に対し、仙腸関節部と臀部の緊張に着目した施術を行った。重心バランスの調整を目的とした肩甲骨のツボへの施術と、臀部の緊張緩和を目的とした腰部のツボへの施術により、初回で動作時痛と座位時痛が消失した。仙腸関節部の緊張が症状の主因であると考えられ、この部位へのアプローチが奏功したと思われる。ぎっくり腰の急性期を過ぎた後も残存する痛みに対して、局所だけでなく全身のバランスを考慮した施術が有効であることが示唆された。
担当スタッフ
洲崎 和広






