NEW夕方あたりに痛みが増してくる慢性腰痛
症状
20代女性が座りっぱなしが続くと痛む腰痛を主訴に来院した。事務職で一日中座っている仕事環境であり、夕方や日によっては日中から腰に重い痛みが出現していた。痛みの部位は下部腰椎の高さで、手のひらほどの広さに重い痛みを自覚していた。疲労が蓄積している日は痛みが増強する傾向があった。仕事中に座りっぱなしでいることが辛く、業務に支障をきたしていた。医療機関での診断や治療は受けておらず、腰痛以外の体調的な違和感は認められなかった。
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来院者
女性
20 代
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期間
2025年9月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では、下部腰椎と関連する臀部に強い緊張が認められた。臀部のツボに施術を行い、腰部の緊張を緩和する方針とした。初回施術後、症例者本人の自覚症状はほとんど変化がなかったが、触診では初診時よりも緊張がほぐれ、圧痛も軽減していた。二診目に別症状で来院した際、腰痛が消失していることが確認されたため、施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
本症例は、長時間の座位姿勢による腰痛に対して、臀部のツボへの施術が奏功した例である。初回施術後は自覚症状の変化が乏しかったものの、客観的所見として筋緊張と圧痛の軽減が確認された。二診目の来院時には腰痛の消失が報告され、短期間での症状改善が得られた。長時間座位による腰痛では、臀部の筋緊張が腰部症状に関与している可能性が示唆された。











