NEW前屈で痛む腰痛、臀部とハムストリングスの緊張
症状
20代男性。ラグビーの練習中に腰を痛めてから、腰の痛みに悩まされるようになった。特に前屈や体を丸める動作で強い痛みが生じ、日常生活にも支障をきたしていた。医療機関での診断や治療は受けておらず、症状に関連する他の体調不良も認められなかった。初診時の触診では、臀部やハムストリングスに顕著な筋緊張が確認され、前屈動作や体を丸める動きで最も痛みが増強することが判明した。
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来院者
男性
20 代
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期間
2025年2月 ~ 2025年2月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
初回施術では、前屈動作に関わりが深い臀部や足のツボに鍼をしたところ、前屈動作がやりやすくなった。さらに臀部やハムストリングスの緊張が強い部分に鍼をしたところ、痛みが消失した。初回施術後は調子が良好であったが、ラグビーをした際に痛みが再発した。2回目の施術では、さらに足のツボを使い前屈動作の改善を図った。2回目の施術後は調子が良好に保たれ、痛みの再燃は認められなかった。計2回の施術で症状は大幅に改善した。
使用したツボ
まとめ
ラグビーによる腰痛に対し、前屈動作に関連する臀部や足のツボへの施術が効果的であった。初回施術で痛みは消失したが、スポーツ活動により一時的に再発したため、2回目の施術で足のツボを重点的に用いることで症状の安定化を図った。臀部やハムストリングスの緊張緩和が腰痛改善の鍵となり、2回の施術で良好な結果が得られた。スポーツ活動による負荷が大きい症例では、症状の安定化を確認するための複数回の施術が有効であると考えられる。










